第620回「悲しい別れ、経験したことありますか?」

今日のテーマは「悲しい別れ、経験したことありますか?」です。


私にとって一番悲しかった別れは…大切な友人との永遠のお別れです。

かなり長文です。
思い出話ですので、気が向けば続きをお読みくださいm(__)m
ヒロ君との出会いは彼が高校2年生の時、私が22歳の時でした。
その頃私は犬仲間のオジサマたちとドッグショーに走り回っており、それが私の一番の楽しみでもありました。
オジサマの一人の近くに住む男の子で、飼っている犬種は違うのですが、ドッグショーに一緒に行くことになりました。

それがきっかけで私とヒロ君は仲良くなり、毎日電話がかかってくるようになりました。
私にとってはかわいい弟みたいな存在で、異性としては見れなかったのですが、よく一緒に遊ぶようになりました。

ヒロ君の家は私の家から車で1時間ちょい離れたところです。
それでも日曜日には朝一番の電車に乗ってうちに遊びに来て、夕方には私が車で家まで送り届けてあげる…というほど仲良しに♪
夏休みには我が家に泊まりに来たこともあります。

ドッグショーに行くときは私たちはいつも一緒にいました。
東京のドッグショーへの往復道中、車の中で二人でずっと手をつないでいたこともあります。

ヒロ君は私に恋愛感情を持っていてくれた時期があったようです。
でも、私はどうしても「かわいい弟」にしか見れなかったのよね…。
たぶん高校生だったからかも…。
もし、高校を卒業して仕事をしてから出会っていたら、異性として見れたのかな…。

彼とは…手をつないだだけの仲。

その後私を姉のように慕ってくれ、「好きな子ができた」だの「付き合うことになった」だの「別れた」だの、逐一報告をくれていました。
それがまたうれしくて…。

その後ヒロ君は我が家へ自分のいとこの男の子を連れて遊びに来ました。
ヒロ君とそのいとこは同い年。
私はそのいとこの男の子に一目惚れ。
彼もまた私のことを一目で気に入ってくれて、いとこの男の子と付き合うようになりました。

そのいとこの男の子と別れることになったとき、すごく辛くて(これも「辛く悲しい別れ」なんですが)ヒロ君に話を聞いてもらったりしていました。
同じ時にとーさんにも私の辛い思いを聞いてもらってて、結局私は一番身近にいたとーさんと結婚。
結婚後もヒロ君との家族ぐるみのお付き合いは続きます。

しばらくしてヒロ君も結婚しましたが、もちろんお互いに家族ぐるみでのお付き合いは途切れることなく続いていました。

でも…そのお付き合いもいつのまにやら疎遠になってきて、数年お互いに連絡もしなくなっていました。

そんなときひょこんと私の勤務先に電話がかかってきました。
「おばちゃん(私の母)にそこ(勤務先)の電話番号聞いたんや。」と。
懐かしくて、仕事そっちのけでしばらく話し込みましたよ!
そのときヒロ君は離婚して数ヶ月経っていたようです。

きっと昔から「彼女と別れた」といつも報告してきてましたから、同じように報告してきてくれていたのでしょう。

その後電話やメールでのやりとりが始まりました。
そのうちにヒロ君は「もう生きていたくない」とこぼし始めました。
事情を聞くといろいろとあったようです。
彼が変なことを考えないよう、なるべくメールだけでも送るようにしていました。
数日返信や電話がなければとても心配になります。
「近いうちに会ってゆっくり話を聞くからね!」と言いつつ、その頃私の仕事が忙しく、彼の都合と合わなかったため会ってあげることはできませんでした。

そんなやりとりが始まってしばらくして「気になる子ができた」とメールが入り、それなら変なこと考えなくなるかな…と私は喜んでいたんです。
また、「工場長に昇格したんや。大変やと思うけど、がんばらな!」とうれしそうに報告が入り、「じゃあ、一緒にお祝いしようね♪」と一安心していた矢先………

そのメールから1週間後、家に元奥さんからの留守電が入っていたのです。
「ヒロちゃんが亡くなりました。できれば最後に会いに来てやってください。」と。
娘がその留守電を聞き、仕事中の私に連絡してきました。
帰り道、気が動転してしまって道中全く記憶がありません。

葬儀には一人では行けそうになく、とーさんにもいっしょに行ってもらいました。

会場で元奥さんにお会いして「突然に亡くなるなんて事故? それともひょっとして………」と確認すると最悪の状況でした………。

彼との再会がこんな形になるなんて………。

うちの娘と同級生の子供を筆頭に3人子供がいました。
お母さんは発狂せんばかりに泣いています。
子供たちも「おとーさん~」と泣いています。

悲しい悲しいお葬式でした。
葬儀の間中私は涙が止まりませんでした。
私にとって今まで身内が亡くなるよりも一番辛いお別れでした。

もしも自分の息子が自分より先に、しかもこんな形で亡くなったら……
母親(父親)はどんなに辛いことでしょう…。
私の息子に置き換えてお母さんの気持ちを考えてしまって、辛くて苦しくて悲しくて…。

彼は死を選ばなければならないほど苦しんでいたのだと思います。
そして自らの命を絶ち、彼はその苦しみから解き放たれたのでしょう。
だけど…その苦しみ以上の苦しみと悲しみを両親や残された家族に負わせてしまったのです。

もう3年も経ちました。
でも、いまだに時々夢にヒロ君が出てきます。
いつもおもしろいことを言って笑わせてくれていたヒロ君、夢の中の彼は今も笑っていています。




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4 Comments

紅葉  

おはようございます。

わたしにもありますよ~悲しい別れ
このヒロ君のお母様もれんさんの気持ちよ~くわかります。

息子(当時2歳)を亡くしましたからね~
今生きていれば34歳になります・・・

成仏しているのか夢にも出てきてくれませんよ~v-409

2008/11/22 (Sat) 05:36 | EDIT | REPLY |   

れん  

紅葉様

紅葉さん、とても辛くて悲しいことを乗り越えてこられたのですね…。
2歳…だなんて…かわいい盛り…。
いえ、たとえ生まれてすぐでも、大人になってからでも…自分の子供が自分より先に天国へ行ってしまうほど辛いことはありませんよね…。

先日も実家の隣の家の妹と同級生の男の子が病気で亡くなったそうです。
そんな、子供が親より先に逝ってしまう話を聞くと親の心中を慮り胸が苦しくなってしまいます。

私なんて…子供たちが…そんなことを考えたらそれだけで涙が出ますもの…。

そう思うと、私は親よりは1日でも長生きしたい、子供たちよりは1日でも早く死にたい…って思います。


2008/11/22 (Sat) 19:15 | EDIT | REPLY |   

清依  

れんさん、こんばんは。

大切な人との別れは本当に辛いものですね。
病気での別れならば、まだ諦めもつきますが
突然の別れは受け入れるのに時間がかかりますね。

私も少し前に記事にしましたが、
文字に残すのにかなりの時間がかかりました。
思い出すたび胸が詰まって、上手く思いを表現出来ないのです。

悲しみは年月が癒やしてくれると言いますが、
何年経っても薄れることはありません。
でもなんとか残せて良かったです。
自分の中で一つの区切りが付いた気がします。

れんさんも思い出をいつまでも大切にして下さいね。
そして親御さんもご家族も、日々を幸せに生きることが
なによりの供養になると思います。

2008/11/22 (Sat) 21:52 | REPLY |   

れん  

清依様

例えば…自分の祖父母が亡くなったときとか、心の準備ができているので悲しくてもそんなにショックはないんです。
でも、本当ならまだ元気なはずでしょ?と思うような人が突然いなくなるとぽっかり穴が空いてしまったというか…。

私もこのことは何度かきちんと記事にして残したいと思い、書いてはいましたが、結局削除してしまったりして「公開」できませんでした。
暗い話題でもあるし。
今回ちょうどトラックバックで話題の提供をしてくれていたので、書きやすかったこともあります。

私の子供たちだって、今は元気ですけど、これから先何があるかわかりません。
事故などで私より先に亡くなってしまう可能性だってあるわけです。
そのとき、私はそのつらさを乗り越えられるだろうか…と思います。

きっとヒロ君は彼の子供たちの成長を天国から見守っているでしょうね。
一番下の男の子がお気に入り(小さかったので)で、亡くなる前もいつも息子の話を楽しそうに聞かせてくれていました。

私が彼のことを思い出すのはいつも自分の考えをしっかり持っていて、おもしろくて、かわいくて、人を楽しくしてくれていた彼。
私の中では、ヒロ君はいつまでもそのままです。

2008/11/23 (Sun) 11:53 | EDIT | REPLY |   

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